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猫とおしゃべり

今年も猫人気に翳りなし! 猫の経済効果は、江戸時代から注目されてたんニャ

                     ライター 阿部真麩美

お正月の新聞で、「今年の干支は猫!?」という見出しを発見しました。

同じネコ科の寅年と2022年が語呂合わせでニャンニャンニャンになることから、地域振興などに取り入れる機運があるのだとか。

かねてより猫年があるといいなと思っていたので、こりゃ正月から縁起がいいね〜と浮かれております。

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ペットフード協会の統計によると、2017年度にそれまでトップだった犬の飼育数を猫が追い抜き、2020年では犬が848万9千頭、猫は964万4千頭と差が開いています。

昨今のコロナ禍がそれに拍車をかけるように猫は増え続けているそうで、1年以内に新たに飼育された猫は16%も増加。

その理由としては、お家時間が増えたことで癒しや安らぎ、家族とのコミュニケーションを潤滑にするため、散歩のために外出しなくて済むからなどが挙げられています。

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猫に関する消費も拡大していて、ネコノミクスの市場規模は総額2兆円に昇るという試算もあるようです。

旅行や外食を我慢した分、猫さんのために高級なペットフードや猫が喜ぶ高級家具(カリカリーナのことね!)を買ってあげようという天晴れな親心ですね。

でも、私が注目しているのは、猫に使うお金ではなく、猫が稼ぐお金。

というのは、旅行や寝具、住まい、通信サービスなど、猫が出演しているコマーシャルが増えた気がしているからです。

一般的にCMは、ターゲットとなる層の人々からの好感度が高いタレントを起用するのが王道。

女子高生向けなら若い男性アイドル、母親向けなら共感が得られそうなママタレなどです。

つまり、幅広いジャンルのCMに猫が起用されているということは、幅広い層で猫の好感度が高いということ。

猫ブームと言われて久しいですが、この調子ならまだまだ世の中に猫は蔓延し続けそうですよね。

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売上を上げるために猫を起用する手法、実は江戸時代にも行われていました。

平和な時代になったことで、それまで貴族や僧侶のために描かれていた宗教画ではなく、風俗を描いた浮世絵が誕生し、17世紀の半ばには多色刷りの木版画の手法が確率され、色鮮やかな絵が廉価で手に入るように。

特に、浮世絵師 鈴木春信による美人画は、役者絵とともに大人気になります。

今で言う元祖「会えるアイドル」となる「お仙」や「お藤」といった実在する茶屋娘をモデルにした美人画は、何人もの浮世絵師が競作したことで、茶店にファンが押しかけていたとか。

そして、美人画の売り上げをさらに伸ばすために選ばれたのが、猫を抱く美女の姿なのです。

江戸時代にはすでに猫をペットとして飼うことが流行っていたため、猫人気にあやかろうなんて、今も昔も人間の考えることは同じですね。

お正月早々、猫好きにとって嬉しい話題をお届けできるのは猫好きライターにとって何よりです。

ついでに、個人的に嬉しい話題をもう一つ。

お正月といえばおせちなどの行事食も楽しみですが、私にとって欠かせないのが、お雑煮の中の「寿なると」。

碗の中に「寿」の文字が舞い踊ると、新たに歳神様をお迎えした実感が湧いてきます。

この寿なるとはスーパーでは年末にしか見ないのですが、今回新たに切り口が猫さんになる「にゃると巻き」を発見!

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猫好き練り物好きの私としては、お正月以外で使うなるとは「にゃると巻き」にすることを新年の誓いと致しました。

ということでカリカリーナともども、今年もよろしくお願いいたします。

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「ニャンニャンニャン」の猫の日前後に、カリカリーナを購入すると、愛猫さんの缶バッジがもらえちゃう!?キャンペーンの詳細はブログをご覧ください♪

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コラム「猫とおしゃべり」

#28 ゴミとアートは紙、じゃなかった、髪一重ってことがわかったニャ。

#27 日本が近代化できたのは、猫のおかげだった!?

#26 「猫まみれ」を初体験!猫カフェデビューすると、確実に猫ファンが増えますニャ

#25 おうち時間のネタが尽きたら、「猫なぞり」がオススメニャ!

#24 ミステリーと猫はよく似合う? 古畑任三郎における猫の役割とは。

#23 最近一番嬉しかったことは、「鳥獣戯画に猫がいた!」ってこと

阿部 真麩美

アベ マフミ

大好きな「猫検索」で、気がつくと徹夜している猫大好きライター

人生の25年間を6頭の猫と暮らし、今は7頭目との出会いを待ちわびています。

老後の趣味を探すため、お習字、水墨画、茶道を始めたものの、どれも落ちこぼれ中。