ライター 戸塚稀実子
猫を愛する皆さん、こんにちは♪
皆さんの中には猫が泣いている人間の赤ちゃんに寄り添っていたり、赤ちゃんにパンチされても怒らなかったり、そんな猫×赤ちゃんのほっこり動画を見たことがある方もいるのではないでしょうか。
一体なぜ、猫は赤ちゃんに優しく接するのでしょう。
ここでは猫が赤ちゃんに優しい理由と、猫と赤ちゃんが一緒に暮らすことで起こる赤ちゃんへの影響について解説したいと思います。
猫が赤ちゃんに優しい理由
結論からいうと、猫が赤ちゃんに優しいハッキリとした理由は分かっていません。
そのため、断言することはできませんが、ここで理由として考えられていることをお伝えしましょう。
猫が赤ちゃんに優しいのは、赤ちゃんが弱い立場であることを猫自身が理解しているからです。
猫は元々母性本能が強い生き物。通常は、子猫が生まれてからある程度大きくなるまで母親がそばにいて、いろんなことを教えます。
さらに、猫は自分の産んだ猫を育てるだけではなく、他の動物を育てる事例が世界各国で発表されているくらい、愛情深い動物なんです。
そんな愛情深い猫ですから、本能的に赤ちゃんに優しくするのでは？と考えられています。
赤ちゃんが猫と一緒に暮らすとどんなメリットがあるの？
猫が赤ちゃんに優しい理由がわかったところで、最後に猫と赤ちゃんが暮らすことで期待できる、良い影響について見ていきましょう。
これは、実際に猫と家族みんなで暮らしている私の知人から「猫と赤ちゃんが暮らすとどんなメリットがあるか？」と尋ねてみてわかった、リアルな内容をお届けします。
赤ちゃんが猫と暮らすメリットその①赤ちゃんの気持ちが落ち着く
赤ちゃんの頃から猫と一緒に暮らした知人の子どもも、気が付けば8歳に。
小さいころから感じていたのは、その子が泣いたときに猫がそっと寄り添うことも多く、猫が近くにいることで、泣き止むこともよくあったそうです。
実際に動物との触れ合いは人の情緒を安定させるという研究結果もでており、アメリカでは1970年代からアニマルセラピーとしての研究が進められています。
猫と触れ合うと情緒が安定する理由のひとつとして、猫と触れ合った時に人間の脳内で幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌されていることが考えられます。
赤ちゃんが猫と暮らすメリットその②小さな命を育むことの大切さを学べる
赤ちゃんの頃から猫と一緒に暮らしていた子どもは、小さな命を育むことの素晴らしさ、命の大切さを自分自身の心で感じ取れるようになるといいます。
これは、両親や家族が猫を大切に育てている姿を間近で見たり、実際に自分で猫のお世話する経験から得られるものなのです。
ちなみに、東大教授の本郷和人氏も、子どもの頃に猫や犬などのペットを飼うことは、親に勧めたい子育て方法のひとつであると言っています。
ペットを飼うことで、生き物に対するやさしい気持ちを育むうえに、「死の実感」を得ることができるので、猫と子どもが一緒に暮らすことは良いことだらけなのです。
実際に知人も「我が子は他の子や生き物に優しい、これは日々猫と暮らして色んな経験をしているからだと思う」と言っていました♪
まとめ
猫が赤ちゃんに優しい理由は、猫がもつ愛情深さに関係があることが分かりましたね。
猫と赤ちゃんが一緒に暮らすことで、赤ちゃん側にとても良い影響を与えられることも分かりました。
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※本記事は、2021年1月に公開したコラムを2023年5月時点の最新の情報に更新したものです。
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