ライター 戸塚稀実子
猫を愛する皆さま、こんにちは♪
タイトルにもありますが、猫ってすごーーーく耳がいいということ、知っていましたか？
人間に比べておよそ8倍、犬よりは2倍も耳が聞こえるんですって。
なぜ猫は、こんなにも耳がいいのでしょうか。
ということで、今回のコラムでは、猫の耳が良く聞こえる理由について深堀していきたいと思います！
猫はとくに高音を聞き取るのが得意！
まずは冒頭でお話した猫の耳の良さについてお話します。
人間に比べて8倍も耳がいい！ということは、私たちが聞こえないような、かすかな音でもしっかり聞き取っていることになりますよね。
ちなみに耳がよく聞こえるといっても、とくに高音をキャッチするのが得意といわれています。
なぜ高音が良く聞こえるか？それは、猫の獲物になるネズミの鳴き声を聞き取るためだそうです！
ネズミといえば、猫がまだ野生だった頃は普通に食べられていた獲物のひとつ。
その昔、猫はネズミを退治できる生き物として、農場や航海に出る船、書物の保管庫などで飼われていました。
猫はネズミなど自分より小さい獲物を捕まえて生きていくために、高音が聞き取れるような構造の耳をもったということなのでしょう。
ちなみに、人間が一般的に聞こえる高音の範囲は2万ヘルツまでですが、なんと猫は10万ヘルツもの高音を聞き分けられるんです！
10万ヘルツは、ネズミが出す音と同じくらいなんだそう。
これだけ見ると、耳が良いのはネズミを捕まえるため、という風に見えてきてもおかしくないですね。
なんで猫の耳はよく聞こえるの？
さて、猫は高音を聞き取るのが得意ということがわかりましたが、次に猫の耳が良い理由についてお話します。
猫は、左右の耳を別々に動かすことができるうえに180度回転させることも可能です。耳を回転させられるってすごいことですよね。
なぜ猫がこのように自由に耳を動かせるかというと、猫の耳は27個の筋肉から成り立っているからです。
猫はこの27個の筋肉を駆使し、耳をいろんな方向に動かすことで、ネズミの足音のような小さな音を聞き取っていたのですね。
猫の耳の状態で気持ちが読み取れる！？
猫のしっぽの状態を見ると猫の気持ちがわかるという話を聞いたことがあると思いますが、実は耳の向きでも「今、猫がどんな気持ちか」わかることができるんです！
耳の状態からわかる猫の気持ちを以下にまとめてみました。
- 耳の穴が前方のやや外側を向いて立っている：気分が落ち着いている
- 耳の穴が真っすぐ前方に向いてピン！と力強く立っている：警戒している
- 少し耳を寝かせている：不安や疑いがある
- 耳が後ろに倒れている・頭にぴったりついている：怖がっている、怒っている
猫は耳の筋肉を使って、自分の気分を耳に反映させているのです。
猫は耳がよく聞こえるだけじゃなく、気持ちまで反映させてしまうなんて、なんだかビックリですよね！
まとめ
猫は野生時代、自分より小さい獲物を捕らえて生活していました。
ネズミなど、動く音が小さい獲物のことをしっかり捕獲できるようにと、“よく聞こえる耳”をもつ生き物として生まれたのでしょう。
今回は猫の耳をテーマにお伝えしていきましたが、実は猫の身体にはまだまだ！すごいところがたくさんあるんです。
今後も猫の身体の不思議やすごさについて、わかったことをお話できたらと思います。
どうぞお楽しみに！
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