ライター 阿部真麩美
春になるのは嬉しいけれど、花粉が飛ぶからイヤ、という人は多いと思います。
私もその一人で、子供の頃からかぶれたり咳き込んだりのアレルギー体質でした。
一番ひどかったのが今から20年以上前で、掻いたところがそのまま水ぶくれになる皮膚描記症(ひふびょうきしょう)もありました。
この症状になると、肌に文字やイラストを描いて浮き上がらせてしまう人が多いのですが、笑いを取ることで何故かかゆさが少し緩和される気がするんですよね。
アレルゲンは花粉とダニ。幸いなことに猫ではなかったので、どんなにモフモフしても肉球をモチモチしても、症状は出ません。
ダニ対策にはやはり掃除が欠かせないのですが、実は私は掃除が苦手。
というか、大嫌い。
「掃除するくらいなら、かゆい方がいい!」と言い放ち、人間性を疑われたこともあります。
当然、我が家に遊びに来る人には、「猫の毛がつくから黒い服は着てこないで」がお約束でした。
もちろん、私なりに普通のお掃除はしていたけれど、当時同居していたのは、掃除機をかけた後に限って爪研ぎをして、周囲に削りカスを撒き散らす小姑根性丸出しの猫だったので、掃除に対するモチベーションはますます下がっていたのでした。
あの頃、カリカリーナがあればもう少しお掃除も楽だったのにニャ〜。
さて、その頃、我が家に来るとくしゃみが出たり、目や鼻がかゆくなる、という友人がいました。調べたら、猫アレルギー。
それまでアレルギーとは無縁だったことから、まさか猫がアレルゲンだとは考えてもいなかったそう。
持ち回りでホームパーティをしていたのですが、以来、彼女の家でばかり宴会を開くことになってしまいました。
なんとも申し訳なく、かといって家に来てもらうのも逆に迷惑だろうし、とジレンマに陥るものの他に解決策はなし。
ところが、最近仲良くなったOさんから、なんとも簡単な対策法を教えてもらいました。
Oさんは猫を2匹飼っていて、自宅で子供たちに英語を教えています。
生徒さんの中には猫アレルギーの子もいるそうで、その子が来るときにはいつもよりちょっと丁寧に掃除をするよう心がけているものの、特別なことはしていないとか。
なぜなら、「タオルだけは持参してもらっているから」ですって。
猫を飼っていると、どんなに気をつけても洗濯物の中に毛が紛れ込むことはあります。
でも、来訪時に手を洗ったらそのまま持参のタオルで手を拭いてもらえば、その後、うっかり顔を触ってもアレルゲンになる猫のフケや毛に含まれるタンパク質が顔に着く機会は減るから、症状が出にくいそうなんです。
え?そんなに簡単なことで良かったの?と愕然。
掃除嫌いにとって、なんの負担もない素晴らしい対策法ではありませんか!
タイムマシンがあったら、昔の自分に教えてあげたいです。
もちろん、全ての猫アレルギーに当てはまるわけではないけれど、これを知っているだけでも今後の交友関係には役立ちますよね。
あ、Oさんの普段のお掃除レベルが私よりはるかに高い、ということは忘れちゃいけないですね。はい。
カリカリーナがはじめての方にはBasicがおすすめにゃ♡
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#8 免疫力アップをめざしていたら、「猫またぎ」に行き着いた!
#5 お正月だけじゃない!一年中楽しめる「ねこねこかるた」で福を呼ぶのだ!