ライター 戸塚稀実子
猫を愛する皆さま、こんにちは♪
今回は猫と知能をテーマにコラムをお届けします！
皆さんの中にも「猫は賢い」「猫は知能が高い」というイメージを持つ人がいらっしゃるでしょう。
犬はおすわりやお手など、飼い主の指示を忠実に守る生き物である印象が強いですが、猫はどちらかというと自由きままに我が道を行くタイプに思えますよね。
でも実は猫も人間の言葉を理解していますし、知能がとっても高いんです。
ここでは猫がどのくらい知能が高いのか？記憶力や、人の言葉を理解する力は？などの話をしていきますので、猫の知能について知りたい人はぜひ最後まで読んでくださいね。
猫はどのくらい賢い？脳化指数を確認！
まずは動物の脳化指数を比較しながら、猫がどのくらいの知能を持つのかみていきましょう！
脳化指数とは、脳の重さと体重から知能を算出する指数のこと。
1973年に動物の知性を示すものとして、アメリカの心理学者・ハリー・ジェイソンが考案したものです。
【動物の脳化指数】
人間・・・0.89
イルカ・・0.64
チンパンジー・・0.30
サル・・・0.25
クジラ・・0.21
カラス・・0.16
イヌ・・・0.14
ネコ・・・0.12
スズメ・・0.12
ハト・・・0.04
引用元：人はなぜカラスとともだちになれないの？より一部引用
猫の脳化指数は0.12。猫と犬の脳化指数を比べてみると、犬のほうが若干知能は高いことが分かります。
また、犬や猫よりカラスのほうが賢いことにもビックリです！たしかにカラスは記憶力も良く頭がいいという話を良く聞きます。
とはいえ、これはあくまで指標的なものなので、参考程度に見てくださいね！
猫は賢い生き物！記憶力の高さはピカイチ！
犬と同様に猫も記憶力のいい動物として知られていますが、実は嫌な記憶する能力は犬よりも高いことが分かっています。
簡単にいうと、猫は自分に関係する重要なことはずっと覚えているけれど、自分に関係なさそうなことはすぐに忘れる生き物なのです。
つまり、猫が瞬間的に「これ嫌だニャ！」「危ないニャ！」と感じたことはずーっと記憶として残るため、同じ失敗を避けることにも繋がるということ。
これは猫が自然界で生きていたときに危険を回避してきた名残であると考えられます。
そう思うと猫って本当に賢いですよね！
猫は自分の名前も理解し、人の声も聞き分けられる！
名前を呼んで飼い主のところに駆け寄ってくる動物といえば、犬を連想する人もいると思いますが、猫も自分の名前を理解しているんです。
その内容は、上智大学がイギリスの学術誌「Scientific Reports」で発表した論文によって明らかになっています。
※詳しくはこちらの記事で紹介していますよ！
猫は自分の名前を理解している！？人の言葉がわかるという情報について
また、東京大学の認知行動科学科のチームが行った調査によると、猫は音だけで特定の人の声を聞き分けられる可能性があることが分かっています。
つまり、人の声を理解し、飼い主さんの声もちゃんと認識しているのです！
まとめ
猫の知能は数値で比べると犬よりは低いものの、記憶力が抜群に良く、人の言葉も聞き分けられることが分かりましたね。
また猫は嫌なことを記憶しやすく、苦手だニャと感じたことはずっと覚えているということも分かりました。
嫌な記憶をさせず、毎日楽しく過ごさせるためにも、飼い主さんが生活環境を整えてあげることはとても重要になってきます。
猫が心身共に健康にすごすためにも、猫がリラックスできる場所を作ってあげましょう。
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