ライター 戸塚稀実子
猫を愛する皆さま、こんにちは♪
私たち人間界には、人としてのルールや一般常識が存在しますよね。
実は、猫の社会でもいくつかルールがあることを知っていますか。
今回は謎が多い猫社会におけるルールを、猫好きの皆さまのために一気に紹介していきますよ♪
ルールその①：基本的に目は合わせないニャ！
私たち人間は目を見てコミュニケーションを取ることが普通とされていますが、猫社会ではその常識が通用しません！
外で出会った猫たちは、基本的に目を合わせずにスルーするのです。
というのも、猫は目をじっと見られることを嫌います。
「うぉい！ニャに（何）見てんだ！」という気持ちになるからです。
ちなみに猫は人間からも、むやみやたらに目を見られることを嫌うので覚えておきましょう。
ルールその②：なるべく会わないように気遣うニャ！
実は猫社会では、他の猫とすれちがうなど、遭遇を避けるのがマナーとされています。
その理由は、猫はもともと単独で狩りをしてきた生き物だからです。
今も昔の習性が残っているので、集団行動を嫌うことから、遭遇も避けようとするのでしょう。
もしもばったり遭遇してしまったら、「わたしはこちらの道に移動するんで！じゃっ！」とすばやくその場を去るのが暗黙のルールなんだとか。
猫も頭をフル回転して、気遣いをしながら外を歩いているんですね。お疲れ様です！
ルールその③：無駄なケンカは避けまくるニャ！
猫は平和を大切にする生き物です。
縄張りが被ってしまった場合は、お互いに「こっちどうぞだニャ！」と譲り合うんですって。時には場所を共有することもあるそうで。なんて優しい生き物なんでしょう。
ただ、縄張りに関しては猫たちの間で「先着順」というルールが染み付いているそうです。
例えば、ケンカが超強い、猫界の大ボスが縄張りに登場したとしても、別の猫がいたら静かに立ち去ることもあるんだとか。
ルールその④：ケンカは相手を傷つけるためにするものじゃないニャ！
仮になんらかの原因でケンカに発展してしまった時でも、相手がうずくまった時点でケンカは終了、大怪我をさせるのはNG！というルールも存在します。
というのも、猫のケンカの目的は、相手を傷つけるためではなく、その場から追い払うためだからです。
自然界の動物同士って激しくケンカをするイメージでしたが、猫は相手をむやみに傷つけることがない、心優しい生き物なんですね。
ルールその⑤：猫集会は自分の顔を知ってもらえるチャンスだニャ！
猫集会とは、猫が一か所に集まっていることを言います。
集まった猫たちは、一定の距離を保ちつつも、ただただじっと座っているという。見ているこちらとしては癒される一瞬でもあります。
「猫同士が顔見せしてをしているのでは？」とか、「ボス猫の確認？」「ただただまったり休憩しているだけかも？」など、人間たちの間で色々噂されているのですが、現時点でハッキリとした理由は分かってないそうですよ。
ちなみに、猫集会の存在については、ドイツの動物学者パウル・ライハウゼンが、1973年の時点ですでに公表している情報です。
今から50年も前から、猫集会の存在が認められていたとは！驚きです。
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