コンテンツに進む

猫の爪とぎ カリカリーナ公式オンラインショップ

カリカリーナブログ

猫のあれこれ

アートde猫 ~熊谷守一の巻~

熊谷守一 という画家を御存知ですか???

熊谷守一と猫
熊谷守一with猫

画家の写真を見てもわからないかと思いますが、この猫は見かけたことがあるのではないでしょうか?

白猫
「白猫」1962年

この線と面で区切った平塗りの描き方、後期の熊谷守一の描き方でした。シンプルでいて、とっても味がある画風です。 なんとなく「本物の熊谷守一の絵が見てみたい」と、豊島区立 熊谷守一美術館を訪ねてみました。

美術館は、西武新宿線椎名町から徒歩13分、または有楽町線要町から徒歩8分という、住宅街のど真ん中にありました。なかなかたどり着かなくて、やきもきしてしまいました。もともと熊谷さんが50年以上暮らしていた場所にあるのですから、わかりずらくても仕方がありませんがね!


椎名町からのんびり歩いて15分。「どこを曲がればいいかな?」と思っていたら、味のある看板が出て参りました。

看板



看板があって、ほっと一安心(笑)

看板のご指示通り、すぐ先を右手に曲がるとかわいいありんこが見えてきました。

ありんこ
作品のまんま、壁になっています。 右端には本人が寝てました。

あり
原画。カタカナのサインが、なんともいいですね~

熊谷守一さんは、「仙人」とよばれた、浮世離れした画家でした。

熊谷守一
自宅の庭でカラスと遊ぶ守一・・・。

カラスと遊ぶそうです!!! オドロキですね。 

そして、以下のコメントに目が点です!!!

45年この家から動きません。この正門から外へは、この30年間出たことはないんです。でも8年ぐらい前一度だけ垣根づたいに勝手口まで散歩したんです。あとにも先にもそれ一度なんです。

多分、仙人だったんだと思います(笑) そんな仙人の描く猫ちゃんたちは、素朴で、猫の素敵さがにじみ出ています♡

猫
「猫」1965年

仙人画伯の逸話はこんなことも・・・。

1968年 「これ以上人が来てくれては困る」「お国のために何もしたこと無いから」と、文化勲章の内示を辞退。

1972年 勲三等叙勲も辞退。

勲章を辞退する人、なかなかいらっしゃいませんね。もともと勲章というものが、一番嫌いだったそうです。

ねこ
ねこちやんこの構図がなんとも、ほのぼの。

熊谷守一の猫
線と平面なのに、なんとも迫力イッパイ!!

主人に忠実な犬よりも、自由気ままな猫が好きと、本人談。猫好きな方に大絶賛の本も発売されております。

熊谷守一の猫
Amazonのリンク、画像に貼っていますよ~。

こたつに入りながら、のんびり縁側で日向ぼっこしながら眺めたい本ではないかと思います。そうそう、美術館では2017年のカレンダーを発売しておりました。

ご興味があれば、ぜひ♡

今日は美術館レポートでございました。明日の関東地方、とってもいいお天気とのことです。みなさんどうぞ、にゃんだふるな週末をお過ごしくださいませ。

カリカリーナ加藤でした!