ライター 阿部真麩美
フェイスブックにツイッター、インスタグラム、YouTubeなど、SNS上には沢山の猫があふれています。
なぜこんなに猫の画像が多いのかというと、それだけ猫が愛されていて、見たがる人が多いからですね。
では、猫画像を見ることは、人にどんな影響を与えるのでしょう。
2015年にインディアナ大学のジェシカ・マイリック准教授が行なった調査で、それを確認してみましょう。
やる気が欲しいなら 猫動画をみるしかない(研究結果)【ハフポスト】
まず、猫画像を見るとネガティブな感情が癒され、前向きな気持ちになって意欲が湧いてきます。
一方で、試験や仕事など嫌なことを先送りしたいときに、猫画像を見る人が多いこともわかりました。
先送りしてしまった罪悪感はあるものの、猫画像で気分を上げたい欲求の方が上回ってしまうのが人の常。
そして、気分が上がることでその後の仕事にプラスの感情で向き合うことができるようになります。
結論として、サボって猫画像を見てしまったとしても、結果的には見た方が仕事がはかどることが解明されました。
これは、7000人の被験者により導かれた結果なので、「忙しい時に猫画像を見るのは決してサボっているワケではなく、後の効率を上げるためである」を科学的に証明したことになりますね。
そう、先送りは決して悪いことではないのです。
なんと素晴らしい論文なのでしょう。
子供の頃から「嫌なことは先送り派」の私としては、自分があまり間違ってなかったと裏付けられた気分です。
ただ、惜しかったのは、先送りした代わりにやっていたのが楽しいことではなく、仕事や勉強の次に嫌な掃除だったってこと。
それでは気分が上がるわけもなく、後の効率も上がらないまま。
試験勉強するよりも、掃除の方がまだマシだ〜の逃げの一手だったんですね。
あの時、掃除じゃなく猫を見ていたら、もう少し成績も上がっていたかもしれません。
さて、ネットを利用しない人が猫を見るなら、テレビや写真ですね。
特に写真はいつでも見られるからか、猫の写真集やカレンダーが大人気です。
カリカリーナでも、毎年カリカリしながらくつろぐ魅力的な猫さん達を紹介するカレンダーを販売しています。
実はこのカレンダー、実家の母とのコミュニケーションにも一役かってくれています。
物忘れが進んで薬の飲み忘れが多くなってきた母のために、キッチンにお薬カレンダーをセットしたのですが、電話でちゃんと飲んだかを確認しても「お薬カレンダー?それってなあに?」になってしまうことが度々。
仕方なく、カリカリーナカレンダーの下にお薬カレンダーをセットし直し、「猫ちゃんのカレンダーの下に、お薬がたくさんあるでしょ。今日の日付の分を飲んだか見てちょうだい」と話すと、「まだ飲んでなかった」とか「ちゃんと飲みました」と確認が取れるようになったのです。
すっかり味を占めた私は、母に「どこに置いたっけ?」と聞かれがちなものは、カリカリーナカレンダーの側に置くようになりました。
もちろん他のカレンダーでも良いのでしょうが、お互いに猫好きなせいか、家の中のランドマーク的存在として大活躍しているのです。
そのカレンダーのにゃんこモデルの募集が、始まりました。
今年は新製品も増えたので、新しい構図の猫さんにも出会えそうですね。
応募は9月30日まで。
来年の仕事をはかどらせてくれたり、物忘れをサポートしてくれるのはどんな猫さんたちなのか、今から楽しみです。
#47 みニャ様のお墨付きを目の当たりにして、ちょっと黒いことを考えてみた。墨だけに。
#46 持つべきものものは「生きる力」。猫も子どもも一緒だニャ!
#45 過去も未来も現在も、世の中がどんなに変わっても猫への愛は変わらニャい!のだ。