ライター 阿部真麩美
この夏の暑いことと言ったら、ひどいものでした。
なるべく出かける用事を減らし、買い物も陽が落ちてからなど、自分を労わりまくって過ごしていました。
お子さんのいる家庭は、本当に大変だったみたいですね。
給食がないので1日3回ご飯を食べさせ、退屈しないように遊びに連れて行ったり、家庭学習をさせたりと、夏休みならではの子育ての苦労に加えて連日の猛暑と戦ったのですから。
そんな中、夏休みの定番「自由研究」に素晴らしい掘り出し物が。
小4女児のお母様が、娘の「猫の肉球で性格が分かるのか」をテーマにした自由研究のためにSNSで投稿を呼びかけたところ、1930件もの肉球写真が集まり、見事な分析結果が得られたのです。
「猫の肉球で性格が分かるのか」小4娘の疑問に1930件の“肉球情報”がSNSに集結!(FNNプライムオンライン)
あちこちで話題になったので、ご覧になった方も多いのでは。
集まった肉球と性格を確認し、「おにぎり型」や「富士山型」「ハート形」など
8つに分類し、それぞれの性格の特徴をまとめているのですが、可愛らしいイラストと、まとめるまでの過程を想像するだけで幸せな気分になりました。
まさに、猛暑の中の一服の清涼剤。
来年も猫の研究をしたいとのことですので、期待も高まります。
ご覧になった皆様も、きっと自分の家の猫さんの肉球を確認したことでしょう。
私の場合は、愛猫のデンちゃんはもう亡くなっているし、肉球の写真も撮っていなかったので、どんな形をしていたのかわかりませんが、色は黒でした。
性格は、裏表があり、夫にだけは甘えん坊で構われるのが好き。
ということで、きっとハート形だったのでは、と想像しています。
さて、自分が子供の頃の夏休みの宿題を思い出してみると、印象に残っているのは父に手伝ってもらったばかりに、あまりに出来が良すぎた「水上に浮かぶもの」の工作です。
小学3〜4年だったと思います。
近所で建て替えをしていた家の大工さんから木切れをもらい、それを舟形に削って色を塗ったヨットを作成しましたが、どう考えても子どもが作ったとは思えない代物。
自分なりに、これはまずいと感じてはいましたが、今更作り直す時間もなく、面倒なのでそのまま提出しました。
が、ひとりずつ水に浮かべて速さを競う段になり、自分のものを出した時になんとなく感じた冷たい視線。
ズルをすると、自分に返ってくるという真理を初めて学んだ出来事でした。
もちろんこの教訓は生かされることなく、その後も2度ほど同じ過ちを繰り返しています。
それにしても、研究って楽しい。
発表する機会はなくとも、苦手な家事の手を抜くために苦労をして記録をとったり、新しい道具はまずはお試ししてみたり。
その気になれば、テーマは日常の中に沢山見つかりますよね。
私は手先が器用ではないので出来はイマイチなのですが、工作も大好き。
手間暇をかけて作った分、愛着が湧くからです。
デンちゃんにも、フェルトでおもちゃを作ったりしていました。
そこで思うのが、カリカリーナのキットがあればいいのにな、ってこと。
カットから自分でするのは大変ですから、貼り合わせるだけのもの。
大切な家族のために、ダンボールを一枚ずつ貼り合わせていくのって、楽しそうじゃないですか。
順番を間違えたりずれたりするとキレイなカーブにならないから、それなりの難しさも味わえます。
仕上げに好きなパーツでデコれば、世界にひとつだけの手作りカリカリーナの完成ニャ!
結構欲しい方がいると思うのですが、いかがでしょうか。
#48 忙しい時ほど猫を見ろ!ってことらしいので、イケてる写真を募集しますニャ。
#47 みニャ様のお墨付きを目の当たりにして、ちょっと黒いことを考えてみた。墨だけに。
#46 持つべきものものは「生きる力」。猫も子どもも一緒だニャ!