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今年のカリカリーナcoppoは、新たな猫さん行動を観察するスペシャルチャンス付きなんだニャ!  

ライター 阿部真麩美

5月に入ってから、夏日になったり雪が降ったりと、激しく気温が上下しています。
1日で10度以上気温が変わる日もあって、そんなときには猫さんの体調も気になるもの。
冷え込む時間には暖房をつけるとか、冬用の寝床を出しておくなどの対策が必要です。
とは言いつつ、立夏も過ぎて暦の上では夏。
暑さ対策用ひんやりカリカリーナcoppoも準備しておいてくださいね。

 

5月24日から発売の今年のcoppoは、本体の色が白と紫系・緑系の優しいパステル調の3色。
タイル部分はイラスト風で、デザインは南の島のリゾート「palma(パルマ)」、おいしそうなお魚「acqua(アクア)」、そして可愛い子猫の「micio(ミーチョ)」とこちらも3タイプ。

「palma(パルマ)」

「acqua(アクア)」
「micio(ミーチョ)」


そして、ここが大事なところなのですが、「micio(ミーチョ)」を購入した方にだけ、スペシャルな観察チャンスが付いて来ます!
と言いますのは、動物行動学者 日高敏隆さんの著書「動物と人間の世界認識 ─イリュージョンなしに世界は見えない 」によると、「猫は、猫の絵を見ると本物の猫だと思ってしまう」とのことなので、「新しいカリカリーナを買ってもらったと思ったのに、もう座ってる奴がいるじゃニャいか!」という状況に陥ったとき、飼い猫さんがどんな行動をとるのかをじっくり見ることができるからなんです。
こんなゆる〜いタイル描きの猫(失礼!)で、それはありえないでしょ!とお思いの皆さま、ぜひ、こちらのサイトの「この本の内容」のところだけでも読んでみて。
動物と人間の世界認識 ─イリュージョンなしに世界は見えない 日高 敏隆 著 [筑摩書房]

 

「動物と人間の世界認識」の本文には、大きめの画用紙に一筆書きのような四つ足の猫を描いて猫に見せると、そばに寄ってきて匂いを嗅いで、猫じゃないことがわかると関心を失ってしまうと書かれています。
オス猫なら、イラストの尾の付け根部分、つまり性器の所の匂いを嗅ぐし、メス猫なら前足の付け根や肩のところをクンクンしたのだそう。
これは「平面の猫をみて、ネコたちは立体的な猫と思った」としか言いようがない行動なのだとか。
また、陶器の猫の飾りを目の前にすると、身構えて攻撃しようとしたそうです。
同じように猫の顔だけの絵でも、猫は最初は本当の猫だと思ってしまうようだとも書かれています。

 

つまり、ミーチョの青タイルで型どられた猫の顔でも、飼い猫さんが本物の猫だと認識する可能性があるってこと。
箱の中から何かが出てくるときの好奇心、大好きなカリカリーナだとわかったときの喜び、と思ったら知らない猫がいるじゃないか!という怒りや嫉妬、調べてみたら猫じゃなかった〜という安堵。
ミーチョなら、この一連の複雑な感情の動きをワクワクしながら見守ることができますね。
チャンスは、箱から出す瞬間の1回だけ。
青タイル猫が本物の猫じゃないと分かった時点で、興味を失ってしまいますから。
愛猫に貢物を捧げるとき、喜びでも怒りでも感情の動きが見えると飼い主としてはとても嬉しいものです。
せっかく新しいカリカリーナを購入するのですから、そんな視点で楽しむのもアリだと思います。

阿部 真麩美

アベ マフミ

大好きな「猫検索」で、気がつくと徹夜している猫大好きライター

人生の25年間を6頭の猫と暮らし、今は7頭目との出会いを待ちわびています。

老後の趣味を探すため、お習字、水墨画、茶道を始めたものの、どれも落ちこぼれ中。

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