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猫の爪とぎ カリカリーナ公式オンラインショップ

カリカリーナブログ

猫とおしゃべり

上手い下手は関係ニャい!手作りって、愛を形にしたものって感じがするニャ。 

ライター 阿部真麩美

6月になった途端、通っているカルチャースクールの展示コーナーに新規の生徒さんが仕上げた作品が飾られはじめました。
4月に講座がスタートし、2ヶ月かけて出来上がった最初の作品です。
パッチワークを始め、レザークラフト、つまみ細工など手芸系のものや水彩画、パステル画、習字といったアート系の作品が並びますが、初心者が多いせいか、この時期のものはつたない感じ。
それが、1年過ぎる頃には、皆さんかなり上達します。
新しい作品が仕上がるたびに入れ替えて成長の過程も見せてくれるので、来年はこれを習ってみようかな、なんて気にもなったりします。
私は水墨画やお習字はなんとかついていけるのですが、手芸系は壊滅的に苦手。
それだけに憧れも強く、ほとんどのものをハンドメイドで対応できる人を不思議な存在に感じてしまいます。

昨年、母の終活の手伝いで実家の片付けに行った際に、布地の山を見つけました。
もう作らないけど捨てるのも惜しいので、洋裁を趣味にしている友人に布の写真を送ったら「欲しい!」と即答が。
5キロ分の布を渡したところ、喜んだ友人がお礼にと作ってくれたのが、写真のバッグたちです。

 

帯のリサイクルバッグやA3ファイルが入る手提げ、サイズを変えられる手提げ、お弁当が縦にならないバルーン型バッグなど、希望の大きさを言うだけでぴったりサイズのものが出来上がってくる不思議さと嬉しさ。
自分では何も作っていないのに、気がつくとお茶もお習字も水墨画も、全部手作りのレッスンバッグになっていました。
なにぶん古い布なのでシミが付いているものもあり、友人が「ポイント刺繍するといいよ」とアドバイスしてくれました。
「無理無理!」と断ったのですが、「100円ショップにシール型のがあるから」と教えてくれたので足を運んだら、何この可愛い猫さんたち!
そして、頑張った結果がこちらです。

 

猫さんを適当に散らして、アイロンをかけただけなのに、すごく「ハンドメイドに参加した感」が得られました。
そして何より嬉しかったのが、友人の「布を広げたら切り抜いた跡が残っていて、お母様の歴史が見えるようだった」と言う言葉でした。

さて、学生時代からの友人の愛犬、つがいけ勝手に観光大使の柴犬メルちゃんは、お散歩の際に装着するハーネスの背中に、名前入りのワッペンをつけています。

 

もちろん、友人の手作り。
運動神経と料理と掃除の腕前はかなりのものだけど、手芸に関しては私とどっこいどっこいのはずだったのに、なんだかすごく「置いていかれた感」が漂いました。
そのメルちゃんと「牛に引かれて善光寺参り」ならぬ、リードを持って善光寺参りをした時のことです。
「メルちゃんっていうのね、可愛い」とか「メルちゃんお利口ね」「こんにちはメルちゃん」など、声をかけてくれる人の多いことといったら。
普通にお散歩しているだけでも声はかかるのでしょうが、手作りの、しかも似顔絵と名前入りのワッペンをつけていることで、「愛されているワンコ」感が漂い、声をかけても嫌がられない安心感につながっているのでしょう。
まあ、理屈はどうあれこんな可愛いワッペンをつけていたら、犬好きの人はたまりませんよね。
思わず声をかけてしまうのも、うなづけます。


以前、お散歩猫のモモちゃんをご紹介したことがあるのですが、飼い主の友人の「声をかけられて褒められると、なんだか自分まで誇らしくなる」の気持ちがよくわかりましたよ、メルちゃんのリードを持っていただけなのに。


手作り=愛情の量ではないけれど、愛犬、愛猫のために使える時間は、飼い主にとっても至福のとき。
そしてカリカリーナは、飼い主さんと同じくらいの思いを込めて、猫さんのために丁寧に手作りしているのが自慢。
素材もデザインも作業工程も、簡単にはマネできない品質なので、爪とぎだけは自作しようなんて思わずに、カリカリーナのラインナップから愛猫に最適なものをじっくり選んてあげてくださいね。
それこそが至福のときになること、間違いなし! 

お客様の声より>>Luceに大満足♡ アメリカンショートヘアのシャルドネ君

阿部 真麩美

アベ マフミ

大好きな「猫検索」で、気がつくと徹夜している猫大好きライター

人生の25年間を6頭の猫と暮らし、今は7頭目との出会いを待ちわびています。

老後の趣味を探すため、お習字、水墨画、茶道を始めたものの、どれも落ちこぼれ中。

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