ライター 阿部真麩美
旅先やあまり行かない出先で時間が余ると、その地域のスーパーマーケットを覗くことにしています。
見知らぬ調味料があったり、やたら油揚げやうどんの種類が多いなど、地方の食文化や、その地域の食の特性がわかるからです。
先日もたまたま入ったスーパーで、猫好き用麺シリーズを見かけました。
「猫用」ではなく「猫好き用」の言葉に惹かれて商品を手に取ると、オリジナル商品を中心とした通販会社のフェリシモと、ご当地ラーメンを数多く手がけている小笠原製麺のコラボ企画だと書いてありました。
味はシンプルなカツオ出汁のものからカレー味、豚骨味、トムヤムクン味など8種類。
「猫ちゃんには食べさせないでくださいニャ」の注意書きもあり、糖質制限中にもかかわらず、みそニャン麺とカレーにゃるうどんを購入してしまいました。
そこで思い出したのが、今年2月の猫の日に発表された「ネコノミクスの経済効果は2兆4941億円にのぼる」という新聞記事。
ネコノミクスとは猫が生み出す経済的な好影響のことで、ペットフードや爪とぎなど猫のための商品だけでなく、猫をデザインした小物やゲームなど猫好きが自分のために購入するものも含まれるそう。
来年開催の大阪万博の経済効果が2兆7457億円と試算されているので、猫さんはそれに迫る金額をこの1年で稼いじゃうってことなんですね。
不景気ばかりが話題になる日本ですから、もう、毎年猫万博やってもらいたいです。
今は猫と暮らしていないので、猫関連消費には貢献していないと思っていたのですが、メモや便箋など用紙類は猫デザインが多いし、お菓子なども猫型や肉球型はだいたい購入。
ネコノミクスの視点から見るとこれも猫消費になるとわかって、猫推しとしてはちょっと嬉しい。
そして今一押ししたいのが、百円ショップで購入した猫型のスポンジ。
こちらのコラムでも何度かハイレベルでの掃除嫌いを告白していますが、鏡に貼れる猫型スポンジを買ったら、驚くことに洗面所の掃除回数が増えたのです。
形が可愛いので鏡に貼ってあるとテンション上がるし、尖った耳が水栓のつなぎ目に詰まった黒カビを上手にかき出してくれるし、小さくて粗めのスポンジだから水切りもいらないと使い勝手は最高。
何より、目の前に貼ってあるので汚れが気になった時にすぐ使えて、使い終わったらそのままペタッと貼り付けるだけと、掃除用具の出し入れの手間がない。
これ、ただの丸や四角のスポンジだったら、こうはいかなかったでしょう。
猫型だからこそ、「出しっぱなし」が可能になるのです。
それに気づいてから、掃除用具売り場で猫を探し続け、立ちっぱなしにしておける猫型メラミンスポンジ、シンクで食器洗い用スポンジを保持してくれる猫キーパーなどをゲット。
現在、我が家で働きまくってくれています。
こうした商品群は、猫好きの人を対象にしたマーケティングから生まれます。
アンケートやモニターの意見などから、仕様や価格、販売方法などを検討し、消費者へと届けられるのです。
そしてカリカリーナでは、KAI工場長をはじめ多くの猫の皆様のご意見を聴くニャーケティングを実施。
言葉で使用感を教えてくれるわけではないのですが、カリカリしたりくつろいだりと態度で意見を述べてくれています。
ですので、皆様のご家庭の愛猫さんにも安心してカリカリーナを使わせてあげてくださいニャ。
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