このたび、弊社が製造・販売しております爪とぎ商品「カリカリーナ」の
強化段ボール素材を変更することとなりましたので、お知らせさせていただきます。
昨今の新型コロナウィルス感染症拡大による影響のため、
これまで段ボールの仕入先となっていた業者において、
弊社で使用してきた段ボールの製作が困難になっております。
現在、製作可能な業者を検討しておりますが、まだ目途がたっておりません。
そのため、現在仕入れている段ボールがなくなり次第、
下記の通り素材を変更いたしますのでお知らせいたします。
新しいソファーのサイズはこちら
ダンボール素材切り替え状況はこちら
※2022年3月頃に、再びAB段ボールへの素材変更を行う予定となっております。
詳しくはこちらのブログをご覧ください↓↓↓
カリカリーナの「超」強化段ボールとは
ダンボールは波状に成型された部分「フルート」を
裏表の平面の部分「ライナー」で挟んだ形状になっています。
フルートの厚みにより、Aフルート、Bフルートなどと呼ばれています。
従来カリカリーナでは、固くて丈夫な段ボールとして
厚みが約5mmのAフルートと厚みが約3mmのBフルートを貼合した
ABフルートを使用してまいりました。
ABフルートはAフルートの衝撃吸収性の高さ。
そしてBフルートの平面圧縮の強さを併せ持っています。
段ボールの強度はフルートの組み合わせや厚みはもちろん、
ライナーの材質によっても大きく変わります。
ライナーの材質は1平方メートル当たりの古紙の含有量や
重量(g/㎡)によって異なります。
例えば:
軽量物に使用されるC5というレベルのダンボールでは
古紙含有率が90%、重量は160~170g/㎡です。
一般的に輸出用や重量のあるものに使用される
質の高いK7というレベルの強化段ボールは
古紙とバージンパルプを原料とし、重量が280g/㎡。
オーダーで作られることが多いです。
カリカリーナのAB段は、このK7をはるかに超える、
440g/㎡のライナーで作られていました。
段ボール材料変更の理由
コロナ禍のおり、弊社が段ボールを仕入れていた業者で
このABフルートの段ボールの製作が困難となりました。
そのため、製作可能な業者を検討してまいりましたが、
今のところまだ目途がついておりません。
現状では”AAフルートを使用すること”が最善であるとの結論に達しました。
カリカリーナでは、2021年5月より、使用する段ボールを
ABフルートからAAフルートへ移行してまいります。
段ボール材料変更で変わること
前述の通り、Aフルートの厚みは約5mm。
貼合したAAフルートだと約10.5mmの厚みとなり、
今まで使用していたABフルートの約8.5mmより厚くなります。
段ボールの品質規格詳細は下記の通りです。
カリカリーナは、段ボール1枚1枚の大きさをミリ単位で変えてカットし
何十枚も積層することにより、にゃん子が喜ぶ究極のカーブを作り上げています。
そのため、段ボール厚が変わると全体のフォルムが変わります。
段ボールの断面も今までと違うため、
お持ちのカリカリーナと並べると少々違って見えるかもしれません。
例えば、Castelloの場合少し背が伸びてシュッとします。
(左が現在のAB・右が新しいAAの段ボール)
ソファーは遠目にはよくわからないかもしれませんが、奥行きが少し変わります。
手前が新しいAA
左が新しいAA
もちろんにゃん工学のカーブは健在です!
また、
今回の変更により全ての商品においてカットデータの変更が必要となります。
現在、鋭意作業を進めておりますが、
段ボール材料の切り替えまでにデータの変更が間に合わない場合、
一時的に販売を中止させて頂く可能性があります。
フォルムの変更、販売の一時停止など、
カリカリーナをご愛用頂いている皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、
何卒ご了承頂けますようお願い致します。
段ボール材料変更の時期につきまして
2021年5月11日受注分から、ダンボール素材を変更しての制作を開始します。
ABフルートの段ボールの在庫がなくなり次第
AAフルートの段ボールに切り替えさせて頂きます。
※商品により時期が異なります。
ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。